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村の花にもなっている大平ウスユキソーが咲く大平山を歩いてみましょう
狩場山は、第四紀になってからの火山活動でできた山ですが、
この大平山は中世代から第三紀
にかけての堆積層でできた山で、
石灰岩や石炭層もみられる複雑な地質の山です。
標高は、1192mと、狩場山よりは低いのですが、特殊な花の咲く、
石灰岩植生と北限帯のブナ林などが、自然環境保全を図る必要があるとして、
昭和五十二年環境庁より『大平山自然環境保全地域』として保護指定されました。
大平山へは宮内温泉から泊川沿いに約6Km先、“河鹿の湯”という川の中に温泉が
湧き出ているところのすぐ先が登山口で、登り約四時間ほどです。
道は急峻で、やぶこぎなどもあり大変険しい山ですが、六月〜九月にかけて、
ミヤマオダマキ、チシマギキョウ、チョウノスケ草、アツモリソウ、カラフトマンテマ、
ウラジロキンバイ、チシマリンドウ、エゾノホソバトリカブト、等々
珍しいそしてきれいな花々が咲き競い、特にオオヒラウスユキソウは、
日本で咲くウスユキソウの中ではでは、ヨーロッパのエーデルワイスに
一番近い種類という花で【村花】にもなっています。

三十年前、エーデルワイスという名前につられて初めて登った大平山、
そこはまさに天上のお花畑、、、その花々が心ない盗掘やオーバーユース
による踏み荒らし等により年々花の数を減らし危機的状況です。
春には登山口までの道路が整備開通することになり、
この花々たちを次の世代に残せるかどうかが今正念場になっています、
なにはともあれ大平山のお花畑よ永遠と願ってやみません。

登り始め、約二時間でこの第一ピーク
大平タンポポが満開でした。
後ろに見えるのは雪をいただいた、狩場山系
第一ピークから第二ピーク望む、この第二ピーク
あたりの、岩場がこの山のハイライトです。
六月に咲くミヤマアツマギク。 そして七月の中旬になると、
このオオヒラウスユキソウが咲き始めます。
この石灰岩の岩場に珍しい花がたくさん咲きます。 花だけではなくこういう珍しいカタツムリもいます。
〔カドバリヒメマイマイ〕
この山のミヤマオダマキは一段とときれいです。 ウラジロキンバイ

大平山、狩場山の最新詳細情報を提供しています。
登山を計画の方は、是非当宿にお泊まり下さい。

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