すこし前の島牧
トップページへ 今の島牧へ もう少し前の島牧へ


今年は初雪も遅く暖冬かなと思っていたら十二月に入ると一転、
連日の大雪、正月前からこんなに雪が降るのは三十年ぶりぐらいです。
テレビをにぎわせている北陸や上信越の豪雪程ではありませんが、
積雪は一メートルを超え、毎日の雪かきにはもううんざりです。
この時期でも、物好きな人はいるもので少し穏やかな日には、
海岸で竿を振る人々が見受けられます。
アメマスという魚を釣っている人たちで、アメマスという魚はイワナが、
海に降りた魚で、これを追う海岸から、ルアーやフライで釣る訳ですが、
食味という意味では今ひとつで、キャッチ&リリースでご苦労さんという釣りのようです。


秋は一人で切り盛りの日も多く、夏以上に大変でしたが天候には恵まれ
穏やかな日が多く、季節の歩みは10日ほど遅れた秋でした。
11月には若い力が出稼ぎにいっている飛騨への小旅行


例年10月初めには雪の付く狩場山ですが、20日
すぎてもまったく雪はありません
ブナの紅葉はまあまあでしたが、
実は不作年でほとんど付きませんでした

今年の夏は夫婦二人きりで、若い力無しでの営業で大変でした。
テレビの取材や、パトロール登山や、お久しぶりの顔やらとそれなりに色々ありましたが
万博や知床の世界遺産などの影響か、お客様も少なく何とか乗り切りました。

例年より季節の訪れが、十日ほど遅い七月でした。
それでも二十日を過ぎれば、大平山ではウスユキソウ、マンテマ
などの夏の花々も咲きだします。

 
賀老高原では今年も野イチゴが豊作でした
例年より十日ほど遅れて、
今年も野いちごが、実りました。
一時間ほどで、大きいボールに
一杯の収穫です。
砂糖をちょっと入れて煮詰めると、
酸味の効いた良い香りのジャムです。
熱いうちにピンに人に入れて保存すると、
半年はおいしく食べられます。


このところ、暖かい日が続き、島牧にもようやく初夏の訪れです。
賀老高原ではいよいよ山菜シーズンの真っ盛り、今年も山菜協奏曲が吹き荒れることでしょう。
海岸では、ハマナス、浜エンドウが咲き競い六月十五日からは、ウニ採りも始まります。

例年より一週間ほど遅れていますが、
わが家のハマナスも咲き始めています。
今年からは山菜取りで行方不明になった
場合捜索費用が請求されるようになり
ました当たり前にですね。
この時期に山菜採りと言うと、こいつです。 本名は千島ザサ、北海道ではタケノコ採り
というとこいつです。
ゆでて皮をむくとなんと美しい姿でしょう。
いつも思うのですが、自然のものの美しさは
感動的です。
笹やぶのなかを這いずり回ると、
たまにこういう奴もあります、これは今日の朝
したやつですね。くわばらくわばら。
滝の上流のブナ林も新緑が真っ盛りです。 付近ではハクサンチドリも咲き始めていました。
ピンクの花は、ムラサキヤシオツツジ
オオカメノキの白い花も見かけます。
上の花に似ていますがこちらはノビネチドリ



いよいよ六月、新聞によると今年の五月はここ六十年で一番気温の低い五月だったようです。
そういうわけで、ここ島牧でも、賀老の滝の駐車場から先は、まだ、真っ白です。

滝の駐車場は、もうちょっとで雪がなくなりそうです。 しかしそこから先、滝のほうへは真っ白です。
当然のように、狩場山も真っ白です。 車で行けるのはここまでです、後ろに見える
大平山の雪はだいぶ少なくなりました。
うちの回りでは四月の末に咲いていた
エゾエンゴサクが高原ではいま満開です。
ミズバショウの兄弟、ザゼンソウも咲いていました。


 トップページへ 今の島牧へ もう少し前の島牧